キルギスの草原と羊たちは私の中央アジア熱の原点である。1999年4月に電力チームを離れ、事務所長としてウズベキスタンの首都タシケントに赴任した。ウズベキスタンはサマルカンド、ブハラ、ヒヴァなどの世界遺産とチムール帝国の歴史を持つ素晴らしい国だが、組織の決まりで一か所に駐在する時間には限りがあった。やがて中央アジアを離れてマケドニアの首都スコピエに赴任した。
3年が過ぎた。スコピエでの任期を延長するかどうかという頃のある夕方、ロンドンのベルギー人の大ボスから私の携帯に電話が入った。「ビシュケクに行く気はないか?」。かつて送電線プロジェクトのリーダーとして訪れてから10年が過ぎていたが、ずっと憧れの国だった。今度は出張ではなく駐在所長として向き合うことになった。この時に電話で即答してしまったので家人からは何度も文句を言われた。
1997年に撮影したキルギスの草原。

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